共働き年収1000万でもお金がない理由3つと、明日から貯金が増える方法

貯金がたまらない…共働きなのになぜ?!

とお悩みのあなたへ。

共働き世帯収入1000万円の看護師が、お金が貯まらない理由と、どうしたら貯金を増やしていけるのかを解説していきます。

共働きで世帯収入1000万円でも、油断すると貯金ゼロになる現実

まずは少し私(看護師)の共働き家計の話をしようと思います。

看護師の平均年収は約478万円(厚生労働省「平成29年賃金構造基本統計調査」)。他の職種に比べると年収は比較的高めです。夜勤や残業も多いし、当然と言えば当然ですよね(笑)。だから夫婦2人で働けば収入はさらにアップ!世帯年収1000万円以上という方も珍しくありませんし、実際に私の家計もそうです。あなたの看護師の知人や友人のなかにもいるのではないでしょうか?

で。

世帯年収1000万円と聞くと「お金持ち」を連想しませんか?裕福な生活ができそうですよね。お金に余裕があって旅行もレジャーも行き放題。ちょっと高価な物件に住んで毎日おしゃれにランチをして。こんなイメージを持たれる方も多いかと思います。

しかし…

これはあくまでもイメージ。実は世帯年収が1000万円以上あってもなぜか貯金が0円…むしろマイナス…。という家庭も少なくありません。でもお金はたくさん入ってくるはずなのに、なぜ貯金ができないのでしょうか?

今回はその謎を解明してみましょう。

世帯収入1000万円でもお金がない3つの理由

まず大切なのは原因を究明すること!

一体あなたはなぜお金が貯まらないのでしょうか?

1. ムダ使いが多い!

まずはこれに尽きますね。年収が1000万円以上あると「お金に余裕があるから大丈夫」と考えがちです。だからジャンジャンお金を使ってしまう方も少なくありません。

家事が面倒だから外食しよう。新しい家電が出たから買い替えよう。話題のスポットに行ってみよう。たまにしかない連休だから豪華な海外旅行を組もう。

いずれも小さな「贅沢」ですが積み重なるとかなりの金額になってしまうことも…!また仕事帰りにコンビニで散財したり「自分へのご褒美」が多かったり。

看護師の私の場合…やはりこのちょっとしたムダ遣いにかなり苦しめられました。

看護師は「3Kの仕事 = キツイ、汚い、危険な仕事の略」であるため仕事のストレスも多く、自分へのご褒美は何よりも嬉しいもの。ちょっとしたスイーツやかわいい小物、時にはアクセサリーも…!私もしょっちゅう自分を甘やかしています(笑)

しかし頻回なご褒美は家計の負担にもなりかねません。もはやご褒美ではなく「浪費」になってしまうことも。仕事帰りのコンビニにもご用心。やはりスーパーなどに比べると割高です。できるだけ立ち寄らないのが無難、お金は無限ではないのです。

2. 家計が把握出来ていない

あなたはパートナーの年収や貯金額を把握していますか?

そういえば知らない…!という方もいるのでは?

共働き夫婦はお互いが経済的に自立しているため、それぞれ別々にお金を管理しているケースが多々あります。だから独身時代のように好きなだけお金を使ってしまうのです。

夫婦がお互いにこのような生活を続けていれば、当然貯金は貯まるはずがありませんよね。むしろ節約する意識すら働かないのです。しかし結婚生活は独身時代とは違います。イレギュラーな出来事は日常茶飯事です。もちろん子どもが生まれれば、どちらか片方が働けなくなる場合もあります。

子供が生まれた直後に収入が激減…それなのに貯金もない…明日からどうしよう!?と言った事態にもなりかねません。

3. ローンを組みやすいので、ついついローン払いにしてしまう → 月々の支払いに苦しむ

高収入になればなるほどローンは組みやすいものです。共働きで世帯収入1000万円ともなればなおさらです。ほかの家庭に比べ少しリッチな生活ができますからね。

だから贅沢も多くなりがち。ワンランク上の土地に住宅を購入したり、新車を購入したり。家具や家電の買い替えも多くなり、美容や趣味にもお金をかけることができます。支払いはもちろん「ローン」です。高年収だから審査もすんなり通りますしね。

しかしローンが増えれば当然月々の返済額は大きくなります。金利もばかになりません。結果、高収入にもかかわらず借金返済に追われて貯金ができない!という場合も多々見られます。

共働きの平均貯金額はいくら??

共働き世帯はじわじわと増加中。なんと2019年現在では専業主婦世帯よりも共働き世帯のほうが多くなっています。全世帯の約6割以上が共働きというデータもあります。

すると気になるのが共働き世帯の貯金額ですよね。いったいどのくらい貯金できているのでしょう?

  • 29歳以下 : 貯金307万869円
  • 30~39歳 : 397万31円
  • 40~49歳 : 436万505円
  • 50~59歳 : 466万459円

【出所】平成28年の総務省「家計調査(家計収支編)」

年齢が上がるほど、平均貯金額も多くなりますね。給与も上がる場合も多いので、当然と言えば当然かもしれません。
この数字はあくまでも平均値です。子どもの人数や就業状況は各家庭で大きな差があります。

あくまでも参考程度にとらえ、あまり考えすぎないようにしましょう。

今日からできる!プチ節約方法

貯金を増やす第一歩は「節約」です。節約と言っても、もちろん難しいことは何もありません。今日からできる簡単な内容ばかりです!特別な道具や技術も一切必要ありません。

1年後には貯金が倍増しているかも…?!さあ、レッツトライ!

1. まずは家計を共有!

まずは家計を共有することから始めてみましょう。家計を共有することで、毎月の収支がわかりやすくなります。具体的な貯金の目標を決める際にも役立ちますよ。家計管理の方法はいくつもありますが、代表的なものは以下の2つです。

【パターン①片方の収入から全ての生活費を出し、もう片方の収入は全額貯金する】

夫婦で役割を分担してお金を貯める方法です。たとえば夫の給与を生活費として利用し、妻の給与を貯金に回します。非常にシンプルな方法なので、とにかくお金が貯めたい!という方にもおすすめです。ちなみに我が家でも採用しています。片方の給与のみで生活するため、節約意識は上がりやすいです。しかしその反面お金が使えない…というストレスが大きくなる場合も。実際に自由に使えるお金は減ることが多いです。夫はお小遣いが少ないと文句を言っています(笑)

【パターン②共有銀行口座を利用する】

お互いの給与を同じ口座にまとめ、貯金していく方法もあります。お金が貯まっていく様子が目に見えてとわかるので、貯金のモチベーションも上がりやすいでしょう。また、お金の流れもわかりやすくなります。毎月の収支が一目瞭然なので、家計の管理もしやすいです。

2. 節約ではなく、給与から一定額を「先取貯金」しよう

お金が手元にあると、ついつい使ってしまう…。そんな方におすすめなのが「先取貯金」です。

方法はとても簡単!給料が入ったら、すぐに貯金用口座に入金するだけです。残りの金額で生活するようにしましょう。

非常にシンプルな方法ですが効果は絶大!今まで貯金ができなかった家庭でも必ず貯まります。また勤務先によっては「財形貯蓄制度」が導入されている場合も。財形貯蓄制度とは、あらかじめ給与から貯蓄分を天引きし、自動積み立てを行うシステムです。非常に便利ですよね。

もちろん毎月の貯金額は自由に設定できます。利用しない手はないですね!また積立式の定期預金もおすすめ。自動的に定期預金に引き落としてくれるので、わざわざ銀行に行く必要はありません。共働きの強い味方と言えるでしょう。

ただし無理は禁物。毎月の貯蓄額を多くし過ぎてしまうと、生活が苦しくなったり、ストレスがたまり過ぎたり…。結果、家庭内がギクシャクし、夫婦げんかの原因となる場合も…!

毎月の収支をしっかりと確認したうえで無理なく行える金額を設定するといいでしょう。

ちなみに私の友人はこの方法で新卒入社から5年足らずの間に、なんと1000万円も貯金しました。もちろん新卒なので給料は低いのですが、元から無いものとして考えると意外にもうまくいきます。

3. 収支を把握することも大切

毎月の収支がわからない…!という方は、一度計算してみるといいでしょう。家計簿をつけてみるのが1番ですが、共働きの場合は本当に時間がありませんよね(涙)特に子どもがいる家庭はなおさらです。

そんな時は家計簿アプリを利用してみてはいかがでしょうか?家計簿アプリは非常に種類が豊富です。最近ではレシートを撮影するだけで自動的に金額が入力されるアプリも多数登場しています。

実際に私も利用していましたが確かに便利でした!ズボラな主婦には最適です(笑)。収入は大体いくらになるか、支出はどの程度か。毎月のお金の流れを知っているだけで格段に節約しやすくなりますよ。

もちろんキッチリと端数まで計算する必要はありません。ざっと把握できていれば十分です。私も非常に大雑把です(笑)。しかし中には忙しすぎて家計簿どころではない!という方もいるかと思います。そんな時は「通帳の確認」だけ行っていれば十分です。

方法は非常にシンプル。貯蓄用の口座の金額を見比べるだけです。まずは現在の残高をチェック。続いて1年前の同時期の残高をチェックします。どうでしょう?増えていましたか?なんとたったこれだけ(笑)すぐに終わりますね。でも自分の貯蓄額は十分に知ることができますよね。1年前より少しでも増えていたら…OKです!

4. 毎月必ず出ていく固定費の見直しをしてみよう

バカにできない固定費!実はかなりの金額がかかっているのです。固定費を削減すれば、なんと年額100万円以上の節約になる場合も…!これは侮れませんね。

固定費にはいろいろな項目がありますが、まず見直すべきポイントは以下の3つです。あなたは毎月いくらかかっていますか…?

【①通信費の見直し】

スマホ代金、かなり高額ですよね…。もちろん我が家も例外ではありません。毎月2台で2万円以上掛かっています(涙)そろそろ「格安SIM」や「格安スマホ」に変更するべきですよね。そもそも格安SIMとは安く購入できるSIMカードのことを言います。

ドコモなどの大手キャリアから、LINEモバイルなどの格安SIMに乗り換えることで通信費をかなり抑えることができます。

業者にもよりますが月当たり1000~2000円程度でスマホを利用できる場合も少なくありません。実に年間20万円以上の節約に!これは大きいですね。ただし通信速度は大手キャリアに比べ遅くなる場合が。特に利用者が多くなる時間帯は、動画や画像の読み込みが遅くなるケースもチラホラ…。

安定した通信環境を求める方は事前によく確認しておくと良いでしょう。また通話頻度が高い方も注意が必要です。格安SIMは、大手キャリアに比べ通話料金が高めに設定されています。仕事やプライベートで電話をよく利用する方の場合は、あっという間に上限に達する場合も…!契約前にしっかりとチェックしておきましょう。

【②保険料の見直し】

加入している保険の内容をしっかり理解できていますか?自信がない…という方も多いのでは。実は私もその一人です…。
そんな方におすすめなのが「保険の見直し」です。特に保険に加入してから数年が経過している方や、結婚や出産など大きなライフイベントがあった方は、ぜひ一度保険を見直してみましょう。

場合によっては保険料がかなり節約できる場合もあります。保険の見直しを行う方法はいくつかありますが、まずは「保険相談窓口」を利用してみるといいでしょう。最近ではショッピングモールなどにも多く出店しています。お買い物ついでに気軽に利用できますよ。キッズスペースが完備されている店舗も多いのでファミリーでも安心です。

店舗によっては予約が必要な場合もあります。事前に確認しておくと良いでしょう。

【③家賃の見直し】

一般的によく言われていることですが家賃の目安は月収の1/3程度です。この程度に抑えることが出来れば、余裕をもって生活できることが多いそう…。しかし、これはあくまでも一般論。中には1/3程度でも負担に感じる家庭もありますよね。
そんな時は引っ越しを考えるのもひとつの方法です。

現在よりも家賃の低い物件に引っ越すことで生活にゆとりが生まれます。もちろん貯金もしやすくなるでしょう。

5. 食費はいくらかかっていますか?

節約の王道「食費の節約」!今日から始められる簡単な節約方法がたくさんあります。節約ビギナーでも取り組みやすい項目と言えるでしょう。コンビニに行く回数を減らす、水筒やお弁当を持参する、外食頻度を減らす、できるだけ自炊する…。たったこれだけで月に数万円の節約となる場合も!

個人的に特におすすめなのが「水筒」です。自宅で作ったお茶をタンブラーに入れて持参するだけ。1分もあれば準備ができます。最近はおしゃれなタンブラーも多いですし、マイボトルを持参する人も増えていますよ。

毎日お茶をコンビニで購入すると、それだけで1カ月約5000円…!小さな金額ですが年に換算すると6万円です。

意外とバカにできませんよね(笑)。ただし無理のし過ぎは禁物です。仕事でクタクタになった時はお惣菜に頼りましょう。ご飯を炊くだけでもかなり食費が削減できます。

6. 光熱費を把握してみる

みなさんのご自宅では、毎月どのくらいの光熱費がかかっていますか?ちなみに5人家族の我が家の光熱費は毎月3万円以上。エアコンの使用頻度が高くなる夏や冬は、さらに1万円以上高くなります…。

だから光熱費の削減は切実な問題!地味な作業をコツコツと繰り返しています(笑)。

たとえば私が実行しているのは、

  1. 必要な時以外はテレビはつけない、
  2. トイレの蓋は毎回閉める、
  3. 洗濯や食洗器は夜間に使用する、
  4. 忘れがちなエアコンのフィルター掃除も有効、
  5. 炊飯器の保温機能の使用をやめたり、
  6. 続けてお風呂に入ったり、
  7. なんとなく利用していた電気ポットの使用もやめました。

これらは非常に地味な行動ばかりですが塵も積もれば山となり、使用状況にもよりますが年額数万円の節約になる場合もあります。

さらに効果的なのは思い切って家電を買い替えること。古い家電は、やはり電気の使用も大きいです。最新機種に買い替えることで年間5万円以上の節約になる場合もあると言われています。初期費用が多少かさむのが難点ですが。

また電力会社を変更するのもひとつの方法です。電力自由化に伴い、自分で電力会社やプランを得ぶことが可能になりました。

生活スタイルや家族構成に合わせたプランを選択することで、毎月かなりの電気代を節約することが可能になります。気になる方は電力プランのシュミレーションを行ってみるといいでしょう。

7. ポイントを有効活用

最近話題の「ポイ活」。SNSやネット上でもよく見かける気になるワードですよね。そもそもポイ活とはポイントを貯めてお得に生活する活動のことです。

たとえばドラッグストアやスーパー。最近ではポイントカードを導入しているお店も多いですよね。貯めたポイントは、買い物に利用出来たり、商品券に交換出来たり。当然その分支出は減ります!ありがたいシステムですよね。何気なく行っている行動ですが、これも立派なポイ活です。

さらにポイントサイトを利用する方法もあります。ポイントサイトとはいわゆる「お小遣いサイト」のこと。サイト内のアンケートやゲームなどを行うことで、ポイントを獲得できます。また指定されたアイテムを購入したり、特定のサービスを利用することで、非常に高額のポイントがもらえる場合も!まとまったポイントが欲しい方は頻繁にサイトをチェックすることをおすすめします。

クレジットカードの新規入会を考えている方や、ネットショッピングを頻繁に利用する方は特におすすめ。高額の案件が出ている場合が多いです。一度登録してみるといいでしょう。獲得したポイントは、もちろん現金化できます。ちょっとしたお小遣い稼ぎに最適ですね。

さらにアンケートサイトもおすすめ。簡単なアンケートがほとんどですが、時にはモニターや覆面調査の募集も。私も数年間利用していますが、何度かモニター調査を行ったことがありますよ。昨年は初めて覆面調査を行いました。
アンケートはいずれも短め。数分間で終わるものばかりです。電車の移動中や職場の休憩時間、寝る前などにサクッと行うことができます。ポイントサイトビギナーさんにもおすすめです。

8. 空いた時間に副業を

最近大人気の副業。フリマサイトで不用品を売ったり、ブログで収入を得たり。ポイ活をしたり、クラウドソーシングを利用したり…。方法はさまざまです。

自分の特技を生かして負担のない程度に始めて見てはいかがでしょうか。

実際私も、クラウドソーシングを利用しています。ちょっとしたアンケートに参加したり、アプリの起動テストを行ったり。口コミやレビューの投稿や、写真の提供など、特別な技術は不要な仕事がたくさんあります。

ぜひ利用してみるといいでしょう。

出来ることから始めよう!目指せ貯金1000万円!

富裕層のイメージが強い年収1000万円。しかし現実はなかなか厳しいもの…。ついついお金を使ってしまい、貯金が全然貯まらないというご家庭もあるかと思います。

そんな時はまず家計を把握してみましょう。収入と支出を把握することで、お金が管理しやすくなるはずです。

今回ご紹介した節約方法は、いずれも簡単なものばかり。まずはできることから試してみてください。水筒を持参する、こまめに電気を消す、続けてお風呂に入る…。小さな行動かもしれませんが、少しずつ効果は出てくるはずですよ。

ただし、くれぐれも無理は禁物!ストレスにならない程度に行うようにしましょう。楽しみながらコツコツと、貯金を増やしていけるといいですね。

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