共働きはとにかく大変!
朝から晩までバタバタですよね…。特に子どもがいる場合はなおさら忙しくなりがちです。
保育園の準備をして保育園に送って出勤して。帰宅後はお風呂に入れて夕食を食べさせて。合間に掃除や洗濯もこなします。やるべきタスクはまさに「山盛り」です。
ではその作業、夫婦のどちらがやっていますか?夫でしょうか?それとも…妻?
「全部私がやっている!」と感じた奥さま、意外と多いのではないでしょうか。
何を隠そう我が家もそうです。私も働いているのに夫は一切何もしません!!
私がバタバタと動き回っている横でぼーっとスマホを触っていたり、ビールを飲んでいたり…。何度も話し合いを重ねたにも関わらず、改善はみられません。
とうとうイライラがピークに達した私は、夫に「家事分担宣言」を突き付けました。
今回ご紹介するのは我が家流の「家事分担方法」と家事時短スキルです。
夫が何もしてくれない!そう感じている奥さま方、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか?
1日に何時間家事をしていますか?
ところでみなさんは1日に何時間家事をしていますか?
突然言われてもなかなかピンときませんよね(笑)。私もそうでした。
家事はあまりにも日常的なもの。手が空けば掃除をしたり、洗濯物を畳んだり。もちろん計算などしようと思ったことも無く…
今回初めて計算してみることにしました。
私の家事時間:1日あたり4.5時間
- 料理1.5時間/日
朝食と夕食、お弁当作りで毎日1.5時間。 - 洗濯1.5時間/日
洗濯を干して畳み収納します。こちらも1.5時間…我が家は子どもが3人いるため洗濯物が多く2~3回行うこともしばしば…。 - 掃除や部屋の片づけ0.5時間/日
散らかり放題なので毎日30分以上かかります。 - その他色々1.0時間/日
ごみの整理や買い出し、子どもの保育園の準備や花の水やりなど、こまごまとした家事もたくさんあります。
これらを足すとざっと4.5時間は家事に当てていることに…。もちろん子供の面倒を見ながらです。我ながら驚いてしまいました。
ちなみに夫がやる家事と言えば「ごみ出し」と週に1回の風呂掃除だけ!なんなのでしょうか、この差。
しかも我が家は共働き。専業主婦ならまだしも、あまりに私の負担が多すぎますね…明らかに分担できてませんでした…。
計算しているうちにイライラしてきました(笑)
女性の1日あたりの家事時間は平均3時間28分
我が家はこのような状況ですが、世間一般はどうなのでしょう?
- 総務省の調査によると女性の1日当たりの家事時間は驚異の3時間28分!
出所:総務省統計局「平成 28 年社会生活基本調査」
やはりかなりの時間を家事にとられているようです。
いっぽうで男性は…なんと44分。
これでも以前(平成23年)よりは増えているそう。女性の社会進出は進んでいるにも関わらず、この結果です。残念と言うよりも他ないでしょう。
だからこそ「家事分担」は重要!
夫婦でしっかりと家事を分担することで、お互いの負担は減り日常生活もスムーズになるはずです。
夫婦で家事を分担するコツは?
「夫に家事を頼んでもやってくれない!」あるあるですよね(笑)
すぐにやってほしいのに椅子に座ったまま動かない!結局自分がやる羽目に…
誰しも一度や二度経験があるのではないでしょうか。我が家はしょっちゅうです…。そしてケンカに発展しています。実はこのイライラ、あるポイントを抑えることで改善できる可能性があるのです。
ざっくりと家事を分担するコツをステップごとにまとめると以下のとおり。
- 家事の内容をすべて書き出す
- 育児の内容も書き出す
- 情報を夫婦で共有
- 得意分野を担当する
- 分担が決まったら後は夫を褒めちぎるのみ!
それぞれの内容についてポイントを詳しく書いておきますね。
1. まずは今やってる家事の内容をすべて書きだす!
まず大切なのは家事の内容をはっきりさせることです。
書き出すのがダルいし一見遠回りに見えますが、もっともスムーズに家事分担をするための第一歩としては必須です。
なぜなら普段家事をやらない人は「どのような家事を行っているかわかっていない」という場合が多々あるから。
なかには「掃除」「洗濯」「料理」だけをやっているだけだと思っている場合も…。でも実際はそうではありませんよね。
たとえば洗濯。洗濯機をただ回せばいいだけではありませんよね。その前後に「名もなき家事」がたくさん隠れていませんか…?
我が家の場合は洗濯機に入れる前に子どもの洋服のポケットを確認します。裏返しになった服を元に戻し、洗濯機へ。洗濯が終わったらカゴに入れ、物干し場まで運びます。そして干す。洗濯物が乾いたらたたみ、それぞれの収納場所へ片付けます。
お分かりでしょうか?
洗濯という家事の中にたくさんの「名もなき家事」がちりばめられていたことに…。この事実を知らない夫は意外と多いのです。
だからまずは書き出す!おそらく相当な量になるはずです…。時間のある時に行うことをおすすめします。
2. 育児の内容も忘れずに!
子どもがいる場合は育児の内容も細かく書き出してみましょう。
たとえば保育園の準備。荷物の準備はもちろんですが、連絡帳の記載やおむつの名前書きなど、意外とこまごまとした作業も多いものです。このあたりも紙に書き出してみましょう。
実は私の夫は全く把握できておらず…。先生方に平謝りした経験があります。
3人目の出産時、夫が1週間保育園の送迎をしていました。準備するものや記名について何度も確認し、メモにも書いていましたが…忘れていたようで(涙)
退院後子どもの荷物をチェックしていたら、ほぼ空っぽ!どうやら毎日カバンだけもって登園していたようです(涙)この件で退院早々に大ケンカをする羽目になりました。
このような事態を予防するためにも、まずは内容の書き出しが重要です。
特に妻が主体的に保育園の準備を行っている家庭は、細かく記載しておくことをおすすめします。
さらに忘れてはいけないのが「夜泣きの対応」です。夫がいびきをかいて寝ている横で授乳をしたりあやしたり…。
かなり体力的にツライですが、この現実を夫が知らない場合も!個人的には赤ペンで書いておきたいくらいですね。
3. 情報を夫婦で共有
家事と育児の内容を書き出したら、その情報を夫婦二人で共有しましょう。
まずは家事の内容をしっかりと確認します。
毎日必要な家事は何か、登園準備は何か、不定期な家事はいつやるのか、こまごまとした「名もなき家事」は誰がやるのか…。ポイントを押さえて確認していくことで、家事分担もしやすくなりますよ。
また現状の確認も忘れずに。夫婦のどちらが洗濯をしているか掃除をしているか…。
細かく確認していくことで夫婦の家事と育児の比率がはっきりします。どちらかに負担が偏り過ぎていた場合は改善の余地ありです。
4. 得意分野を担当する
人には誰しも「得手不得手」がありますよね。
これは家事や育児にも十分活用できます。得意分野の家事は、積極的に行うようにしましょう。
たとえば我が家の場合、ゴミ出しは夫の仕事です。なぜならゴミ袋が相当な重さだから。かさばったおむつや水分を含んだ生ごみは持つだけで手が引きちぎれそうです。しかもゴミ捨て場までの距離は遠い…。必然的に力持ちの夫の仕事になりました。
得意な家事なら、やるのも苦にはなりません。さらに要領もつかんでいるのでサクサクと進めることができます。ノーストレスで時間もかからない…最高ですね。
5. 夫を褒めちぎる!
これはいわば「奥の手」と言ったところです。とにかく夫を褒めちぎりましょう。
「〇〇をやってくれてありがとう!すごくきれいになったね!すごく美味しい!さすが!カッコいい!パパすごいね!」など、思いつく限りの言葉で褒めてあげてください。
自分がやっても何も言われないのに、こんな言葉がけするなんて…!そう思って当然です。
しかし、この言葉がけが夫の行動をガラリと変えるきっかけになることも!
女性の平均家事時間3時間28分という調査結果からもわかるように、やはり家事と育児は女性に負担がかかっているのが現状です。男性も協力するようになってきているとはいえ、まだまだ「平等」とは程遠いですよね…。
いまだに「家事と育児は女性の仕事」と思っている男性も少なくないのです。積極的に家事に関わろうとしないのもうなづけます。さらに追い打ちをかけるのが「夫の家事能力の低さ」!実は我が家もそうなのですが…。
洗濯物はしわくちゃのまま干す。ゴミ分別のルールを全く覚えない。物の置き場所がわからない…。
このような状態なので結局私がやり直す羽目になることも少なくありません。さらに慣れていない分、時間がかかるのですよね…。自分でやった方が早いので頼む頻度が少なくなることも。
結果、夫はますますやる気をなくし、家事をやろうとはしなくなります…。
そんな時に効果を発揮するのが「褒めちぎり作戦」です。やる気をなくした夫のモチベーションを高め、家事への参加をググッと促します。
褒められて悪い気がする人はいませんよね!一瞬イラッとするかもしれませんが(笑)、試してみる価値はありますよ。
実際に家事分担表を作ってみよう
ではさっそく分担表を作ってみましょう!
作り方はとても簡単。先ほど確認した家事の内容を書きこんでいくだけです。
この点だけ抑えておけば、形式はどんなものでもOK!自分の好きな方法で気楽に作成してみましょう。
方法1. パソコンがあると便利なおすすめテンプレート!
パソコンがあれば簡単に家事分担表を作成できます。使うものはエクセルだけ。家事の項目と担当者をささっと入力したら、後はプリントアウトして目につく場所に貼り出しましょう。
30分もあれば完成です!子供を寝かしつけた後でもサクッと作ることができますよ。
無料でダウンロードできるテンプレートも人気です。これなら項目を入れていくだけ、パソコンに不慣れな方でも安心ですね。以下のサイトからダウンロードできるので、ぜひご利用ください。
→こちらは非常にシンプルな家事分担表です。項目を入力するだけで完成します。初めて利用する方におすすめ!
→こちらはパワーポイントを利用して作る家事分担表です。1週間単位になっておりチェック欄もついています。ポップで見やすいデザインなので子どものお手伝い表として活用することも可能!
方法2. ホワイトボードを活用するのも◎
日替わりで家事を分担する場合はホワイトボードを活用する方法もおすすめ。
▼作り方はとても簡単!以下のステップで実行してみてくださいね。
- ホワイトボードを2つに仕切る。片方は夫の欄、もう片方は妻の欄として使用。
- 掃除や洗濯などの項目を書いたマグネットを用意。その日の担当者の欄にペタペタと貼り付けていきます。
- あとは決められた通りに分担する。
もちろんマグネットだから1日に何度も張り替え可能です。その日の仕事の状況や家庭の状況に合わせて変えられるのも嬉しいポイント!項目ごとに
マグネットの色を分ければ、遠目からでもパッと目に付きます。導入時に多少費用はかかりますが、道具はほぼ100均で購入可能。休日に家族みんなで作ってみるのもおすすめです。
方法3. アプリを使うのもアリ
いちいち書面を出すのが面倒、外出先でも家事分担を確認したい…
そんな方におすすめなのが「家事分担アプリ」です。スマホを操作するだけで家事分担が簡単にできます。
夫婦で同じアプリをダウンロードしておけば、情報の共有も簡単。ちょっとした空き時間にパッと入力できるのも大きなポイントです。
最近では数多くの「家事分担アプリ」がリリースされています。自分の好みに合わせたアプリを利用してみるといいでしょう。
感謝の気持ちを忘れない
家事は日常生活に欠かせないもの。あまりにも日常的な光景ですよね。
しかし家事には意外と時間も労力もかかります。家事に当てている時間は「自分が好きなことをできた時間」である場合も珍しくありません。
私はいつもそうです(涙)
だからこそ「感謝の気持ち」を忘れないようにしましょう。
自分の時間を削って家事をしている夫や妻に対し「ありがとう」としっかり伝えてあげてください。
この一言があるだけでモチベーションはぐっと上がります。家事をやることは当然ではありません。自分で努力してやっている、立派な仕事なのです。
その点だけは忘れないようにしましょう。
時短を意識して生活する
共働きの日常はバタバタです。特に朝や夕方は目の回るような忙しさ!猫の手も借りたい!という状況が多発します。
だからこそ「時短」が重要となってくるのです。
時短に欠かせないアイテムと言えば「便利家電」、我が家で購入した時短家電のなかで特に役立ったモノをあげておきますね。
時短アイテム1. 食洗器
まず導入を検討してほしい便利家電です。我が家でも使っていますが本当に便利ですよ…!もう手洗いには戻れません。
作業は数分のみ。軽く水で流して、ポンポンと食洗器に入れていくだけ。シンクの中に食器があふれていても、5分もあれば完了します。
手洗いしていた時は20分以上かかることも珍しくありませんでした。
食洗器を導入後、かかる時間は約1/4に!かなりの時短となりました。
2. ロボット掃除機
共働き家庭は日中仕事で不在なので掃除機をかける時間がないのですよね…。
そんな時に大活躍するのがロボット掃除機です。
寝る前にさっと部屋を片付けて掃除機をスイッチオン。後は勝手に掃除機がやってくれます(笑)これだけで掃除は完了です。
3. 乾燥機能付き洗濯機
洗濯~乾燥までをこなしてくれる乾燥機能付き洗濯機。
洗濯が終わったら乾いた衣類を畳むだけです。天気の心配も不要!帰宅が遅い家庭でも安心ですね。
特におすすめは乾燥性能が高いドラム型。その分値段も張りますが買い替えの価値は十分です。
4. 調理家電
電気調理鍋やフードプロセッサーなどの調理家電は時短の大きな味方です。
特におすすめは電気のみで調理可能な「電気調理鍋」。出勤前に材料を投入してタイマーをセット。たったこれだけで準備は完了。帰宅後すぐに出来立てホカホカの料理が食べられます。
ご飯もあらかじめセットしておけば夕飯の準備はできたも同然です。お腹がすいた!と訴える子ども達を待たせることもありません。
何よりも嬉しいのは「帰ったら料理が出来ている…!」というこの安心感!これは相当なものです。ストレスを大幅に削減してくれます。
困った時は「家事代行」もオススメ
仕事が忙しくて家事にまで手が回らない!
そんな時は「家事代行」を利用するのもひとつの方法です。
最近では数多くの業者が家事代行サービスを行っています。掃除や洗濯、庭木の手入れや買い物はもちろん、料理の作り置きや下ごしらえ、子どもの送迎やベビーシッターまで、ありとあらゆるサービスを受けることが出来ますよ。
利用するコースによっては仕事中に家の掃除や洗濯を行ってくれる場合も。ピカピカに片付いた家に帰るのは気持ちがいいものです。気分もリフレッシュされますよ。
辛い時は無理をし過ぎずプロの力を頼りましょう!
夫婦で協力して家事をこなそう
いまだ女性の仕事というイメージが根強い家事。
しかし。
家事は女性だけが行うものではありません。夫婦で協力して家事をこなしていきましょう。もちろん感謝の気持ちは忘れずに。口出しをしたくなりますが…決して文句は言わないように(笑)。
合言葉は「ありがとう」です。たったそれだけでモチベーションは大きく上がり、家事分担がよりスムーズに進むことでしょう。
さらに時短アイテムの活用も忘れずに…!
きっと家事の負担を劇的に軽減してくれますよ。あなたの良き相棒として大活躍してくれるに違いありません!辛い家事を夫婦のチームワークで乗り切りましょう!!
コメントを残す