看護師のキツイ仕事内容TOP10!激務な仕事はコレ!

看護師は大変!中でもキツイ仕事はこれ!

看護師の仕事は肉体的にも精神的にも「超大変」ですよね。重労働で体は悲鳴をあげ精神的なストレスで頭はパンクしそう…。

こんな人も多いのではないでしょうか。看護師あるあるですよね…。

そんなみなさんに質問です。

一番キツイ仕事は何ですか??

辛い仕事はたくさんありますが、一番となると…。意外と悩みますよね(笑)。私もかなり考えました。

今回は総合病院で働く私が個人的に「キツイと感じる仕事内容」を独自にランキング。

意外な第一位はこれでした…。

「あぁ~!確かに(笑)」と、きっとわかってもらえるはず!

10位 腰が悲鳴を…!清潔ケア

大切な看護のひとつ清潔ケア。

全身清拭をしたりシャワー浴をしたり。

患者さんも喜んでくれるので、やりがいのあるケアのひとつでもあります。

ケアと同時に全身状態の観察もできますしね。私も清潔ケア自体は嫌いではありません。

しかしその反面、肉体へのダメージは相当です…。身体を支え、ルート類に気を使いながら清拭し、着替えを行い…。もはや汗だくです。特に大きな患者の清拭を行う時は、本当に大変ですよね。

中腰の動作も多く、腰や背中が次第にバキバキしてきます(笑)コルセット必須でしょう。

フリー業務の担当日には1日に何十人も清拭を行います。勤務の終わるころには化粧は剥がれ落ち、髪はぼさぼさ。

汗なのか水滴なのか、なぜか少し湿った白衣で帰宅していました。身も心もぐったり…。

さらに大変なのは入浴介助です。一応防水エプロンや長靴などを装着していますが意味はありません。全身ずぶ濡れになりながら、身体を洗い、洗髪をしていきます。

お風呂を見たとたん興奮して飛び込んでいく患者さんもいます。制止が間に合わず、一緒にお風呂にダイブしたことも一度や二度ではありません(笑)

9位 絶対に落とせない緊張感!患者の移乗・移送

私は車いすへの移乗が苦手です。未だにボディメカニクスが使いこなせず、必死で行っています。

もちろん看護師2人で行えばラクラクなのですが、現実的にそうもいかない場面も多々ありますよね。

拘縮がある患者や、身体が大きい患者の移乗は、本当に大変です。絶対に落とせない緊張感と、体重の重みで、私の方がつぶれそうです。

車いすまではほんの数センチなのに、すごく離れているように感じるほどです…。移乗が終わってほっと一息。

しかし。

数十分後には、また同じ動作を繰り返さねばなりません(涙)。またストレッチャーの移送も苦手です。何よりもコントロールが難しい!少しずつ片側に偏っていくし、ズシリと腰にダメージがかかります。

これが結構辛いのです…。2人で移送など、そうそう行けませんしね。

ストレッチャーはエレベーターに乗るのも一苦労。私が働いている総合病院は、エレベーターの台数が少なく常に満員です。

そのためストレッチャーを乗せられるスペースがない場合も多々あります。乗車までに、10分以上待つことも珍しくありません。

こうして貴重な時間が削られていくのです…(涙)

8位 鳴りやまない!止まらない(涙)ナースコール対応

これは看護師あるあるでしょう(笑)

帰宅後もナースコールの幻聴が聞こえるほどです。

数件同時になることも珍しくないナースコール。特に食後は本当にナースコールが多いです。

患者さんが、より安楽に過ごせるように援助することは大切な役割です。だからもちろん、すぐに対応します。できるだけ笑顔で爽やかに。

病室から病室へ。素早く移動するその姿は、もはや忍者。おかげで私は歩くスピードがかなり早くなりました(笑)

しかし、お茶が欲しいとか、テレビのチャンネルを変えてほしいとか。カーテンを閉めてほしいとか、寂しいとか。

要求が多すぎてパンクしそうになることもしばしばです。時にはイラッと感じてしまうことも…。

また時には難しいナースコールをしてくる患者さんもいます。

深夜2時に何度もナースコールで呼ばれ「戦争だー!」と大声で叫ばれたり「酒はないのかー!」と懇願されたり。

インパクトに残っている人はたくさんいます(笑)。当然ですがナースコールが多ければ多いほど、カルテに記入する時間が短くなります。

結果的に残業時間は長くなり、肉体疲労が蓄積していくのです…。

7位 明け方のシーツ交換

私がよく言われるセリフのひとつが「よく下の世話ができるね~!絶対無理だわ!」というもの。

一般の人の中には「看護師=下の世話。汚い仕事」というイメージをお持ちの人がまだまだ多いですよね。確かに排せつ物の処理は毎日欠かさず行っていますが、あまり苦にはなりません。大切な仕事のひとつですから。

しかし。

明け方のシーツ交換だけは別です(笑)これは肉体的にも、精神的にも、非常に辛い!私の勤務する病院では5時に体位変換とオムツ交換を行います。

これで長かった夜勤も終わり。3時間おきの体位変換も、これで最後です。

でもなぜか、このタイミングでオムツが決壊することが多いのですよね…。寝衣はもちろん、シーツや防水シーツまで、全て全滅。総替え決定です(涙)

眠い目をこすりながら、寝衣を交換し、シーツを変え…。体力も限界です。

さらに時間も大幅にロス!

やることがたくさんある朝のラウンドにもダイレクトに響きます。どんどん気持ちが焦り始め、凡ミスを連発。採血もサクッと採れません(泣)まさに悪循環。

「ちゃんと尿取りパッド当てとけよ…」と3時間前の自分をうらむ瞬間です(笑)

6位 早く終われ…この時間!カンファレンス

私はカンファレンスが大の苦手!

体力的には楽ですが、精神的な辛さはトップレベルです…。この時ばかりはナースコールがありがたく感じます(笑)

独特のピリピリとした雰囲気…矢継ぎ早に飛び出す先輩からの質問や指摘。自分のアセスメント能力の低さを、ひしひしと実感する瞬間です。

しかし、とても辛い!

しかも先輩たちはグイグイ質問してくるので、非常に恐い!

時にはヒートアップしすぎて言い合い寸前となるような場面もあります。看護感と看護感のぶつかり合いです。

そのためなかなか終わらず業務に支障が出る場合も。熱心な看護師あるあるかもしれませんね。他の病棟の友人たちも、同じような悩みを抱えていましたから。

私は、とにかくカンファレンスの雰囲気が苦手なので、早く終われ…とそれだけを考えています(笑)とても勉強にはなるのですが。

転職する時は絶対にカンファレンスの無い職場を選ぼうと、ひそかに決めています。

5位 走れ走れ!緊急コール

いわゆる「急変対応」です。

心身ともにキツイ仕事のひとつですよね。

急変時に鳴り響く、緊急コール。

大音量のブザー音は一度聞くとなかなか耳を離れません…。帰宅後も緊急コールの耳鳴りが聞こえるほどです。

出来れば聞きたくない音のひとつですね。

急変対応はとにかくスピード勝負!一分一秒でも早く、処置を始めなければなりません。だから走る!走る!走る!新人の頃は「遅い!」と何度も怒鳴られました(笑)

文化部出身の私は運動神経が悪いので、非常に不利です。まさか運動神経が要求されるとは、思ってもみませんでした。緊急コールが鳴ると病棟内は一瞬でざわめきます。

医師や看護師が密集し、すぐに救命処置に取り掛かります。病室は緊張感でピリピリ…。さまざまな救命処置を目の当たりにするので、ある程度の精神力が必要です。

その間もナースコールが鳴ったり点滴等の時間処置があったり。必然的に一人当たりの仕事量は増加します。

当然、定時帰宅できる可能性はほぼ0。体力的にも辛いですね。

MEMO

急変が多い病棟はズバリ急性期の患者が多いところでしょう。一方で外来や高齢者施設などでは、比較的頻度が低いです。

4位 絶対にミスできない…点滴や注射等の投薬

毎日必ずと言っていいほど行う点滴や注射。

しかし一歩間違えれば医療ミスにもなりかねません!常に注意しながら投与を行います。

まずは注射の混注。慎重に処方箋を確認し、薬剤の量を確認します。しかしここで立ちはだかるのが「アンプル」です。

ほとんどのアンプルはスムーズにカットできるのですが、内容量が多いものは、なかなかうまくいきません!失敗すると、もれなく指を損傷します(笑)

受け持ち患者の点滴が多いと準備だけで一苦労!数十分かかることもしばしばです。ただ黙々と混注を続けるのは、意外と辛い…。

もちろん投与も気が抜けません。特に抗がん剤の場合は、本当に気を使います。絶対にミスができないので、非常に緊張。

何度も何度も確認して…精神的にかなり疲れます。

もちろん内服薬も同様です。薬の飲ませ忘れなどが起こらないように、頻繁に確認を行う必要があります。

意外と盲点になりがちなのが薬を自己管理している患者さんです。実は飲んでいなかった、自己判断で捨てていた、などという事態が起こることもしばしば…。

自分の勤務時間に発見してしまうと思わず目をそむけたくなります(涙)

MEMO

なお最近では薬剤師が点滴や注射の混注を行う病院も多くなっています。その分、看護師の負担は減りますよね。事前に確認しておくべきポイントのひとつと言えるでしょう。

3位 辛く悲しい看取り

精神的にツラい仕事NO.1でしょう。

同じような看護師の方も多いのではないかと思います。

やはり死の場面に立ち会うことは、とても辛いです。何よりも周りで泣き崩れる家族を見ているのが、とても辛い…。

血圧が下がり、SPO2が低下し、心拍が徐々に延びて。パニックに陥る家族に、優しく穏やかに声をかける…。

耳はまだ聞こえているから、声をかけてあげてくださいね。手を握ってあげてくださいね…。20代前半。まだまだ人生経験が少ない看護師には、荷が重すぎる仕事でした。

MEMO

看取りを行う診療科はさまざまです。

一般病棟はもちろん緩和ケア病棟や高齢者施設まで、幅広い医療機関で行っています。

一方で外来やデイサービス、健診センターなどは、基本的に看取りを行いません。

どうしても看取りが苦手…

という場合はそのような職場に転職するといいでしょう。

2位 自分との闘い!長時間の夜勤

肉体的にツライ仕事NO.1は、間違いなくこれでしょう!

もちろん精神的にも厳しいです。夜勤明けの体調は優れず、お腹が痛くなったり、頭痛がしたり。

人間は夜眠る生き物なんだな、と夜勤をするたびに実感しています(笑)。私の病院は2交代で16時間夜勤です。

もちろん勤務中に業務は終わらないので、夜勤明けであろうと残業必須。さらに夜勤前にも情報収集が必要なので、1時間以上前に到着しカルテを確認。

薬や点滴を準備して…。結局20時間以上病院にいる、などということも頻繁にあります(涙)

もちろん勤務中も大変!急変や緊急入院が重なると、夜勤中全く座れないこともあります。仮眠どころか休憩すら取れないこともしばしば。お腹はすくし、のどもカラカラ。汗だく、フラフラです…。もちろん、カルテ記入を行う時間はありません。

さらに重要なのは夜勤を共に行うメンツ。苦手な先輩と一緒の場合はもうドキドキです。何も起こりませんように、怒られませんように、と祈るのみ!だから勤務表の確認は、最重要事項です。

夜勤明けはまさに疲労困憊。やっと座ることができて、ほっと一息。しかし本当の闘いはここからです。

夜勤中のカルテ記入を眠い頭で行わなければなりません。これが本当に辛い!眠気と疲労でぼーっとしているので、普段の倍ほど時間がかかることも。睡眠は大切だな…と実感する瞬間です(笑)

さらに帰宅時にも困難が待ち構えています。まずは「日光」。眠気MAXな身体に容赦なく襲い掛かる日差し…。まぶしくて溶けそうです。

また夜勤明けの買い物は要注意ですよね。夜勤明けはテンションが上がっているので普段は買わないような高額な買い物をしたり、飲食店をめぐってしまったり…。

異様にお金を使ってしまい、翌日青ざめることも(笑)。身に覚えがあるという方も多いのではないかと思います。まさに、看護師あるあるですよね…。

1位 ダントツでこれが嫌です(笑)病院からの電話

精神的に最もツラいのはこれです…休日の電話。意外でしょうか?

でも、これが好きな看護師はいないのではないでは…?。

休日の電話のストレス指数は相当なもの。着信画面を見て青ざめ何かしたかな…?!と緊張しながら電話に出ます。

出来れば出たくないですが、そうはいきません。そして平謝り。次回の出勤日が怖くなり、時間が止まればいいのに…などといった妄想が膨らみます。

休日の、うきうきした気分は台無し。一気にどんよりとした雰囲気に(笑)相当なダメージです。

私の先輩は病院からの電話だけ、着信音を変えていると言っていました。ダースベイダーのテーマに設定しているそう…(笑)確かに良い方法かもしれません。

勤務場所による差も大きい!

当然ですが、仕事内容は勤務場所によって大きく異なります。したがって激務度も勤める病院や職場によって大きく変わりますね。

あなたの職場はどうでしょうか?

総合病院/大学病院は間違いなく激務

看護師の中で最も忙しい勤務場所は、間違いなく総合病院や大学病院でしょう。

総合病院や大学病院は病院の規模が大きい場合がほとんど。最先端の医療を提供している病院も少なくありません。

当然患者数も多いので必然的に仕事は忙しくなります。また疾患や処置も幅広いので、覚えることもたくさん。ミスは絶対に許されないので精神的な負担も大きいです。

実際私も総合病院で勤務していましたが非常に忙しい毎日でした。毎日残業続き!おかげで給料はたくさんもらえましたよ~(笑)

MEMO

ただし。

診療科によっては比較的穏やかに働ける場合も。

精神科や眼科、皮膚科などは、急変や緊急入院が少なく、患者のADLも比較的自立しています。その分残業も少なく、ゆったりと仕事ができますよ。

個人病院(外来)は比較的マッタリ

比較的ゆったりと働ける個人病院の外来勤務。

内科や小児科をはじめ、外科や心療内科など、さまざまな診療科があります。

場合によっては新たに処置を覚えなければならない場合も。病棟勤務とは大きく異なる場面も多々あるので、最初は戸惑うことも多いかもしれません。

さらに掃除や事務処理など、看護業務以外の仕事を行う場合も多いです。

一般的にはカレンダー通りの勤務となります。日曜日や祝日はお休みなので、家族との時間もしっかりと確保できますよ。

高齢者施設もマッタリ

高齢者施設も、比較的ゆったりと働くことが可能です。

症状や全身状態が落ち着いている利用者がほとんどなので、医療的な処置も少ないのも、嬉しいポイントのひとつと言えるでしょう。

なおかつ介護職員がケアを行う場合が多いので体力的にも負担がかかりません。その分、残業も少なく、定時に帰宅できることが多いでしょう。

ただし。

医師が常駐している施設は少ないです。そのため看護師の判断能力が求められる場面もしばしば…。

さらに看護師が自分だけ、という施設も珍しくありません。どのような人員配置になっているか、事前によく確認しておくことをおすすめします。

看護師はとても素敵な仕事☆きっと笑える日が来る!

いかがだったでしょうか…。

まさに看護師あるあるのオンパレードだったのではないかと思います(笑)

看護師の仕事は肉体的にも精神的にも本当に大変です!でもその分、やりがいもたくさんあります。

ひとつの命に寄り添うことができる、とても素敵な仕事なのです。

だから辛い職場で我慢しすぎないでください。

看護師の活躍の場は、思っている以上にたくさんあるのです!少し立ち止まって自分を見つめ直し、新たなステージを歩き出すのも、ひとつの方法でしょう。

あなたを待っている職場はたくさんあります。まずは理想の職場を探すことから始めてみてくださいね。応援しています!

看護師のホワイトな仕事ランキングはこちら。

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