恐怖の存在「お局さま」!
恐~い先輩女子(おばちゃん?)…。
通称「お局さま」あなたの職場にはいませんか…?もちろん私の勤める病院にもいます(涙)しかも2人。
お局さま達が休憩室にいるだけで気分はどんより。心なしかナースステーションの雰囲気もピリピリ…。
こんな時ばかりは「ナースコール鳴らないかな…」などと考えています。そういう時に限って鳴らないのですけどね(笑)
しかし看護の仕事はチームワークが大切。どんなにやりたくなくても、いつかは必ずお局さまと仕事をする時が来ます…。逃げてばかりはいられないのです。
でも、お局さまと上手く付き合うのは本当に大変ですよね。私も突然怒られて、頭が真っ白になった経験が何度もあります(笑)
指導ならともかく意味不明に怒られたり、あからさまに悪口を言われたり。気分はブルーです。
お局さまのイライラがピークに達したある日、私は「お局さま攻略法」を調査してみることに。するとあんな方法やこんな方法まで、さまざまな方法が見つかったのです。
もちろん私の実証済み、はたして効果はあったのでしょうか?!お局さまに悩まされているあなた、必見です。
こんな先輩には要注意!「お局さま」ってこんな人
勤続年数が長く、経験豊富な先輩看護師は非常に頼りになりますよね。
しかし中には「お局さま」化してしまう人も…!この差はどこにあるのでしょうか?まずは「お局さま」とはどのような人を指すのか調べてみました。
意外と知らない…という方も多いのでは?
お局さまの定義は…
大辞林第三版によるとお局さまとは、
を「お局」というそうです。同僚に対し力を持っている…!ここですよね、重要なのは(笑)
まさに私たちのイメージするお局さまです。
ちなみに一口にお局さまと言ってもタイプはさまざま。当然タイプごとに対策も異なります。まずはあなたの勤務先のお局さまのタイプを診断してみましょう!
お局様タイプ①猪突猛進!熱血指導タイプ
指導に熱が入るあまり厳しくなり、後輩に恐れられる…。どこの職場にも必ず一人はいる、最もよく見かけるお局さまのタイプです。
熱血指導は時と場合を選びません。たとえ夜勤中であっても関係なし(笑)
処置や看護の方法はもちろん、カルテの記入や掃除の仕方まで手厚く、幅広く指導を行います。
ありがたいのですが…度を越した指導は私たちの心をじわじわと蝕んでいきます(涙)休憩時間になっても指導は終わりません。時計を横目でチラチラ見ながら、ひたすら時が経つのを待ちます。
しかしこのタイプのお局さまは相当な知識とスキルを持っている場合が多いです。勉強熱心で努力家、超真面目です。
勉強会や研修も頻繁に行っているし新しい知識の吸収も欠かせません。だから、指導自体はとても勉強になるのです。自分では気が付けない部分まで指導してくれますしね。
しかし…
如何せん熱すぎる(涙)そしてこのタイプのお局さまは、気が強い人が多いのです…。指導に力が入れば入るほど、語気は強めで怖くなります。時には暴言を吐かれることもしばしば。かなりキツイ指導になる場合も珍しくありません。しかも長い…(笑)カルテ記入の時間がじわじわと削られていきます。
お局様タイプ②おしゃべり大好き!岩タイプ
どっかりとナースステーションに居座るタイプです。このタイプのお局さまは、他の2タイプに比べ人数が少ない印象を受けますが…
あなたの職場はどうでしょう?
▼たとえば看護師のお局様だと…
ナースコールは聞こえないふり、絶対にとりません。受け持ち患者のケアをサクッと終わらせた後は、そそくさとカルテ記入。その後は師長やドクターとぺちゃくちゃおしゃべりを始めます…。
もちろん体力を使うケアは手伝いません(涙)後輩に丸投げです。
さらに自分は全く働かないにもかかわらず口だけは出してくる人も。しかも大抵は「文句」です…。指導ですらありません。まさに最悪ですよね(笑)
忙しい時にこの光景を目の当たりにすると、かなり「イラッ」とします。当然ですね。さらに大変なのは岩タイプのお局さまと夜勤をする時。彼女たちはたとえ夜勤であろうとも決してポリシーを崩しません…。そう、動かない!
休憩時間は誰よりも長く、もちろん仮眠時間も長い!さらに暇さえあればスマホを触り休憩室でお菓子をつまみ食い…。負担が倍増する私のストレス指数はMAXです。
もちろん一晩中ケアとナースコールに追われる羽目になり、カルテは全く進みません。肉体的にも精神的にも疲労困憊です。
それなのにお局さまは「お先に~♡」と定時で帰宅します。
お局さまは、ひたすら座ってカルテを記入していますからね…。残業などありません。なんて厄介なのでしょう(涙)
しかし勤続年数が長いので誰も何も言えない…。そう師長すら。機嫌を損ねると、それはそれで大変ですからね。
お局様タイプ③態度が豹変!上に媚びるタイプ
比較的よく見かけるこのタイプ。普段、後輩には厳しく接しているくせに上には媚びるタイプ。一般企業であれば男性上司なり役員に、看護師ならドクターに媚びるタイプです。
▼たとえば看護師のお局様だと…
このタイプのお局さまは「女性」を全面的にアピールする傾向があります。とにかく「男性ドクター」や「研修医」が大好きなので、猫なで声で話しかけます。
もちろんメイクはいつも完璧。歩けばふんわりと良い香りが漂います(笑)このタイプのお局さまは他のタイプに比べ対策がしやすいです。学生時代の経験を思い出してみましょう。同じような行動をする同級生いませんでしたか?あの時と同じ行動をすれば、突破口は見えてくるはずです。
しかし最大の問題は「結婚」というフレーズに敏感なこと…。後輩看護師が結婚を報告すれば、途端に態度が豹変します。悪口を言ったり突然キツイ指導をしたり。時にはケアの協力を拒否し、業務に支障が出る場合も…。
こうなってしまうと、なかなか関係を修復するのは難しいものです。師長に報告し時間が過ぎるのを待ちましょう。本当に女性社会って面倒ですよね(涙)
看護師は女性社会ですから当然と言えば当然かもしれません。
実際に私の病棟にも複数いました。
恐怖!実際にあった被害レポ
実は私もお局さまに目をつけられた経験が…。今思い出すだけでも胃が痛くなります(笑)当時、看護師として働いていた病棟にいたお局さま、Aさん。
男性ドクターが大好きなお局様と仕事をしていた時
彼女は男性ドクターが大好きでした。
ナースステーションに先生方が集まっていると、さっそうと姿を現します。そして猫なで声で「先生~♡」と話しかけるのです。
もちろん大した用事はありません。世間話がほとんど。その間ナースコールは一切取りません。もちろんケアも後回し…。自分は全く仕事をやらないにも関わらず「〇〇さん、コール鳴ってるけど!」と後輩看護師に叱責します。
私も何度も言われ、そのたびにイラッ!口では「はい」と答えますが、心中は穏やかではありません。
本当の恐怖は自分が結婚した後だった
しかし本当の恐怖が始まったのは結婚後でした…。
20代半ばを過ぎると同僚たちが続々と結婚し始めました。
するとAさんの態度が豹変。結婚したナースに対して非常にきつく当たるようになりました。
挨拶をしても無視、休憩中もわざとらしく影口を言います。意味不明に叱責されることが多くなり、申し送りも適当に。次第に業務に支障が出るようになりました。
Aさんは結婚が決まった20代のナースに対して、同様の嫌がらせを繰り返していました。そのたびに被害にあった同僚たちは悩み、中には休職寸前に追い込まれた人まで。もちろん師長に報告はしていましたが、なかなか状況は変わりませんでした。
身に覚えのないことで度々キレられる
そしてある日、とうとうターゲットは私に。朝の申し送りで結婚の報告をした途端、露骨な嫌がらせが始まりました。
採血の本数が多すぎるとか、患者の私物についてとか。どうしようもない文句を言われます。身に覚えのないことで叱責され、落ち込む毎日でした。でも…私にはどうすることもできません。
さらに患者さんの前で叱られることもしばしばでした。それって看護師としてどうなのでしょうか…?目の前で強烈な指導が始まり、困り顔の患者さん。私にアイコンタクトで「どうした?!」と訴えてきます。
でもいつまでも叱責し続けるので「すみません…」というしかなくて。非常に悔しい思いを何度もしました。後から患者さんに慰められたことも一度や二度ではありません(笑)
同僚とグチを言い合うことでストレス発散
ただひとつ救いだったのは同様の被害にあったナースがたくさんいたということ。みんなで愚痴を言いストレスを発散していました。
ちなみにこのAさん、同様の嫌がらせを各病棟で繰り返していました。そのため超短期間の異動は日常茶飯事。実際に私のいた病棟でも苦情が相次ぎ1年未満で異動となりました。
この他にも厄介なお局さまは数人いましたが、Aさんに比べればマシでしたね(笑)
お局さまと付き合うコツとは
良い人間関係を築くために欠かせないもの、それは「コミュニケーション」です。もちろんお局さまの場合も同様です。
しかし、お局さまは非常に厄介な存在…。普通のコミュニケーションが通用しないこともしばしば…。だからこそポイントを押さえてコミュニケーションを取ることが重要です。
① あいさつとお礼はしっかり!
あいさつとお礼は大きな声でしっかりと言いましょう。はきはきと気持ちよい笑顔で言えば、なお良いです!社会人としての最低限のマナーですね。
あいさつがしっかりできる看護師は、患者さんからの信頼も厚いです。客観的にも気持ちがいいですし好印象。自分にとってもメリットがたくさんあるので、少しずつ改善してみると言いでしょう。
勤続経験が長いお局さま。たくさんの新人を見ている分、社会人のマナーや一般常識に厳しい人が多いです。だからあいさつやお礼をおろそかにすると、すぐにビシビシ指導されます。ネチネチと。
しかし。
威圧感のあるお局様に挨拶する時は緊張しますよね。つい委縮して声も小さく、態度も小さくなりがち。ところがこの態度が、お局さまのイライラを加速させてしまうのです(笑)
実際私は新人の時に散々注意されました。もっとハキハキ言いなさい!と。
それからは、ハキハキと気持ちのいい挨拶やお礼を心がけるようにしました。その結果、今度はうるさいと怒られましたが…(笑)
② 積極的に質問してみよう
特に熱血指導タイプのお局さまに効果大です。個人的にも非常に効果が実感できました。勇気がいる方法ではありますが、本当におすすめです。
知識が豊富なお局さまに仕事の疑問をバシバシぶつけてみましょう!お局さまは姉御肌な方が多いです。だから頼られるのは嫌いではない…はず!
もちろん例外の場合もありますが(笑)
でもどんな質問をすればいいのかな?そんな時はまず「判断」の相談をしてみましょう。仕事も円滑に進みますし、その後のコミュニケーションもスムーズです。○○さんどうだった?とお局さまも気にかけてくれる場合も(熱血指導タイプの場合に限ります)
ただし。
質問の内容は良く吟味したほうが良いでしょう。あまりに簡単な内容を質問すると…「そんなこともわからないの?!」と叱責される可能性もあります。
③ 「頑張っています!」アピールをする
努力をしている姿を見せてみるのも効果的です。
家で自主的に勉強をし、わからなかったポイントをお局さまに質問してみる。手技の練習を目の前でする。休憩室でマニュアルを広げてみる…。
地味ですが意外と効果があります。ポイント②に通ずる部分もありますね。
厄介な存在とはいえ、お局さまも人間です。頑張っている姿は、胸に来るものがあるのでしょう。
小言の回数を数回は減らせるかもしれませんよ~!
ただし。
人によっては逆効果の場合もあるので要注意。時にはわざとらしい!あざとい!などと叱責されることも…!使うシーンは良く選びましょう。
④派手な髪型や化粧は控える
身だしなみにも注意してみましょう。本人に全くその気がなくても、「目立つ」格好をしている人は、どうしても標的になりがちです。
特に接遇に厳しいお局さまの場合は顕著です。過度に明るい髪、流行最先端のおしゃれな髪型、派手なメイク…。いくら会社や病院内のルールに沿っていても、やはり目についてしまうのです。
過度なおしゃれはほどほどにしましょう。少し地味かな~?と感じる程度がちょうどよいのです。髪はしっかりとアップし、メイクは少しおさえてください。
ただし。
あまりに地味すぎる格好にも注意が必要です。外見をバカにされるだけでなく気が小さいと思われる可能性もあります。
いわゆる「普通」の格好が最も目立ちません。個性も大切ですが、仕事中は少し抑えましょう。また病棟内に持ち込む私物にも注意が必要です。ハイブランドのバッグや財布などに対し陰口を言うお局さまもいます。
目立ちすぎるものは職場に持ち込まず、休日に使用するのもひとつの方法です。
⑤ 極力関わらないのもひとつの方法
イラッとしたり憂鬱になったり。お局さまと同じシフトの時は、本当に気が重くなりますよね。私もそうです。シフト表の入念なチェックは欠かせません。
でも、そんなことよりも目の前の仕事の方が大切です。お局さまを極力意識せず、普段通り仕事をこなすようにしましょう。
何かきついことを言われても、あまり考えすぎない、気にしない!返事は適度な相槌を打っていれば十分です。
くれぐれも反論はしないように注意してください。嫌なことを言われてもその場はこらえましょう。
反論すれば余計にヒートアップし、最上級の叱責を浴びる羽目になります。さらにイライラがつのるだけです。同じ土俵に立たないように、大人の気持ちで接しましょう。
ただし我慢のし過ぎも禁物です。行き過ぎた指導(叱責)を受けた場合は、後ほど師長に相談することをおすすめします。
報告する際には指導の具体的な内容や暴言の内容、時間や場所をしっかりと伝えることが大切です。何らかの対処がしやすくなりますよ。
本当に辛い場合は「転職」を考える
本当に厄介なお局さま。時には「パワハラ」のような扱いを受ける場合も珍しくありません。くれぐれも無理をし過ぎないようにしましょう。
あなたがもし看護師であれば、あなたの力を必要としている現場はたくさんあります。あまりにも辛い時は潔く「転職」するのも賢い方法でしょう。
実際に「人間関係の悩み」が原因で転職に踏み切る看護師はとても多いのです。辛い思いをしてまで、同じ職場に留まり続ける必要はありません。
転職は逃げではなく新しい人生のスタートなのですから。
「看護師転職サイト」を利用するのもひとつの方法です。転職サイトの最大のメリットは、病院や医療機関の「内部情報」を知ることができること。
スタッフの年齢層や離職率、定着率や人間関係…。履歴書には載っていない情報を、事細かく情報提供してくれます。これはありがたいですよね(笑)
私ならお局さまがいる職場では絶対に働きたくありませんもの…!
↓↓こんな記事もご参考にどうぞ。
「お局さま」で悩みすぎないで!
どの職場にも一人はいるお局さま。悩みのタネになることも珍しくありません。
実際に私もそうでした。
毎回勤務表が出るとシフトを念入りにチェック。ホッと安心したり愕然としたり…。お局さまと夜勤が一緒の日は、いつも以上に気合を入れて出勤していました。
叱責されて胃が痛くなっても耐えられるように、胃薬をポケットにしのばせて。しかし、お局さまはしょせん他人です。たまたま勤務先が同じだけ。他の接点は一切ありませんよね。
だから考えすぎる必要はありません。あくまでも同僚の一人として割り切った付き合いをしましょう。最低限のコミュニケーションを取るだけで良いのです。
また、あまりに辛い時は「転職」を考えてみることもおすすめ。我慢しすぎる必要はありません。
新たな環境で人間関係も一新。お局さまに振り回されず、楽しい社会人ライフを送ってくださいね!
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